美容業界でも特に人気があるのがネイリストです。
ネイリストには国家資格はないので、別の職業から転職して目指されるという方も多いです。
国家資格がないですし、資格がなくても働くことができるので「ネイリストになりたいけど何を学べばいいんだろう?」「スクールに行った方がいいのかな?」「ネイルサロンで働きたいけど、資格って必要?」という疑問がありますよね。
では、ネイリストになる為にどんな資格があるのか、ネイルサロンで雇用してもらうにはどの資格を取得すればいいのかを紹介していきます。
目次
1, 資格の種類
名称 | 受験資格 | 試験内容 |
JNECネイリスト技能検定試験 | 義務教育終了後、3級から受験可能 | 実技と筆記 |
JNAジェルネイル技能試験 | 義務教育終了後、初級から受験可能 | 実技と筆記 |
ネイルサロン衛生管理士 | 18歳以上 | 筆記 |
では各資格の詳細をお伝えしていきます。
1-1, JNECネイリスト技能検定試験
公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターが運営している検定試験です。ネイルの検定試験で日知名度があり、検定所持者も圧倒的に多いのがこの資格です。
3級から1級までの検定です。年に4回、1級は年に2回検定試験が行われます。
こちらの検定内容にはジェルネイル事は一切出てきません。
テーブルセッティング、ケア、カラーリング、スカルプチュアの試験となります。
検定試験は飛び級ができないので、3級から受験し合格したらその上の級を受験できます。
受験料
級 | 受験料 |
1級 | 11,000円 |
2級 | 8,800円 |
3級 | 6,600円 |
1-2, JNAジェルネイル技能試験
ジェルを使用して指定の技術が行えるのかを判断される検定です。
テーブルセッティング、ケア、一色塗り、グラデーション、フレンチ、長さだし等が要求されます。実技のみではなく、ネイルに関しての基礎知識の学科試験もあります。
先ほど紹介したネイル技能検定と同様に飛び級はできず初級から受験することになりますが、
すでにネイル技能検定の3級や2級を持っている方の場合、試験内容の第一課題が免除になる制度があります。効率よく受験するためには、まずはネイル技能検定3級から受験するといいと思います。
受験料
級 | 受験料 |
上級 | 16,200円 |
中級 | 12,960円 |
初級 | 9,720円 |
1-3, ネイルサロン衛生管理士
衛生管理自主基準をサロンで正しく実施していく為の資格です。
ネイルサロンでのしっかりと衛生管理を行い、安心できるネイルを提供していきましょうという資格です。ネイルを楽しむ上では、衛生面の知識が必要になり、器具などの消毒もしっかりと知っておく必要があります。
JNA認定校で実施される講習会を受け、筆記試験を行います。
受験料:10,000円
2, 資格は必要?
ネイリストは資格がなくてもネイリストになれます。
ですが、ネイルサロン就職して実際にお客様の施術に入るとなった際に、ネイルについて学んできています、ネイル専門用語が理解できますということをアピールできるのが、技能検定2級以上、ジェル検定中級以上ではないでしょうか。
未経験可能というネイルサロンも増えてきましたが、スクールを卒業、検定を取得でネイルの基礎を学び終わった状態と思った方がいいでしょう。
ごく稀に自社の技術研修や試験を持つネイルサロンもありますが、ほとんどのサロンでいう「未経験者」というのはスクールも行ってない、ネイルをしたことがない人という意味ではないので、しっかりと基礎を学ばないとネイルサロンで雇ってもらえません。
どんなネイルサロンでも通用するように、ネイリストとしての基礎を学んだ方がいいでしょう。
3, 資格を取るために
ではネイリストになるための技術取得や検定の為のスクールに関してお伝えしていきます。
3-1, スクールへ通学する
仕事や生活に合わせた時間で授業を組むことが可能で、検定試験の対策も行なってくれます。
講師の方はネイルサロンでの経験が豊富な方や認定講師として活躍されている方が多いので、直接正しいネイルの技術が学べます。
3-2, 通信講座を受講する
通信講座ですと費用がリーズナブルになります。
月々数千円から受講が可能で、自分の空いた時間を使用できるので通学する時間がない方に人気があります。通信のみではなく、実際に技術をスクーリングで行なっている場合もあるので是非活用していきましょう。
4, まとめ
ネイルサロンで雇ってもらうためにはネイリスト技能検定2級とジェルネイル検定中級は取得しておいた方がいいと思います。
働きながら取得する方も多く見られますが、仕事をしながらになると検定の為の練習時間を作りということは大変かと思いますので、可能であればネイリスト技能検定1級まで取得してから働きだすことをお勧めします。
ネイリストは資格ではなくて、技術が必要ですが基礎をしっかり学んできましたという意味ではサロンにもお客様からも信頼されるのではないでしょうか。
しっかり学んで、安心安全にネイルを楽しんでもらえるネイリストを目指しましょう!