こんにちは!後藤です!
年々マツエクをしている方が増えてきていますよね。
最近ではマツエクサロンだけではなく、美容院、ネイルサロンでもマツエク施術があり、同時施術を行なってもらえるサロンも多くなってきました。
同じ美容業界の美容院の開業資金は1500万以上と言われていますが、マツエクサロンの開業資金は平均100万円から300万円程といわれています。
開業時にかかる費用を抑えた方が、回収時間が短くなり、利益が生まれやすくなります。
また、一人でも独立が可能なので比較的独立開業しやすい職種であると思います。
現在、サロンに勤務していて今後独立を考えていらっしゃる方必見の開業に必要なことをお伝えしていきます。
目次
1, 保健所の許可
まつげエクステのサロンを開業する際には、保健所へ書類提出や実地検査を受ける美容所の開設手続きが必要です。
1-1, 開設手続きの流れ
「美容所開設届け」の記入必要欄を記入、提出します。
必要な設備を確認します。その後、保健所の職員の方がサロンへ来て実地検査を行います。
保健所のチェックポイントはここです。
床面積
・美容の業務を行う1作業室の床面積は、13平方メートル以上であること。
〔面積は内法(うちのり)により算定する。〕いすの台数
・1作業室に置くことができる美容いすの数は、1作業室の床面積が13平方メートルの場合は6台までとし、6台を超えて置く場合の床面積は、13平方メートルに美容いす1台を増すごとに3平方メートルを加えた面積以上とすること。
客の待合場所
・作業室には、作業中の客以外の者をみだりに出入させないこと。
・作業前の客を作業室と明瞭に区分された場所(待合場所)に待機させる措置を講じること。
床、腰板
・コンクリート、タイル、リノリューム又は板等不浸透性材料を使用すること。
洗場
・洗場は、流水装置とすること。
採光・照明・換気
・採光、照明及び換気を十分にすること。
・美容師が美容のための直接の作業を行う場合の作業面の照度を100ルクス以上とすること。
・美容所内の炭酸ガス濃度を0.5 %以下に保つこと。
格納設備
・消毒済物品容器及び未消毒物品容器を備えること。
汚物箱・毛髪箱
・ふた付の汚物箱及び毛髪箱を備えること。
消毒設備
・消毒設備を設けること。
保健所の基準をクリアできる店内設備を準備していきましょう。
2, 資格
経営だけをする場合資格は不要ですが、施術には「美容師免許」が必要です。
もし無許可で営業していた場合、営業停止を命じられること、30万円以下の罰金を支払うということもあります。
実際に摘発されているサロンもありますので、もしスタッフを雇用する場合には免許の確認をおすすめします。
まつげエクステ施術には美容師免許が必須ですが、その他に民間団体の発行している資格もありますのでスキルアップの為に取得をおすすめします。
3, 資金
サロン開業に必要な資金のお話をしていきます。
3-1, 開業資金
物件を借りるようでしたら、賃料以外に最初に敷金や保証金が必要になって来ます。開業時にここが一番費用のかかるところと思っておくといいです。
保証金は月々の賃料の10ヶ月分くらいが相場になります。
まつげエクステのサロンは自宅で開業される方も多く、賃料や物件を借りる為の初期費用を抑えられるメリットが出て来ます。
では、物件を借りた場合と自宅でサロンを始めた場合での必要費用の違いを比べていきましょう。
3-2, 物件を借りて開業する場合
店舗賃料 |
12万円 |
保証金 |
120万円 |
仲介手数料 |
12万円 |
内装費用 |
100万円 |
材料費用 |
20万円 |
広告費用 |
30万円 |
賃貸に関わる費用が大きいですね。
テナントを借りる状態がスケルトンでしたら、内装費はもっと必要になってきます。
3-3, 自宅の一室で開業の場合
先ほど紹介させていただいた保健所の美容所登録の要件を満たせば、自宅の一室を使用しての自宅サロンとしての開業も可能です。
では自宅サロンとして開業した場合の必要費用を見ていきましょう。
店舗賃料 |
0万円 |
保証金 |
0万円 |
仲介手数料 |
0万円 |
内装費用 |
20万円 |
材料費用 |
30万円 |
広告費用 |
30万円 |
自宅サロンの場合、初期費用が大きく変わってきますね。
もし一人で始めるようなら、初期費用を抑えて出店できるというところあはメリットが大きいですね。
4, 開業に必要な道具、材料
開業にあたって準備が必要なものをお伝えしていきます。
最低限を紹介しますが、0から揃えていくので色々と必要になってきます。
開業してから準備忘れがあると大変ですよね。
ですので、オープン前にお友達やご家族を招待しプレオープンを行なってみることをおすすめします。プレオープンを行う事で、通常の営業の雰囲気が掴めます。
4-1, 道具材料
人工のまつげ
ツイザー
グルー
プライマー
4-2, 什器、備品
ベット
机
荷物入れ
アウター掛け
照明
ブランケット
鏡
4-3, その他
電話
パソコン
プリンター
レジ
カウンター
カルテ
5, サロン経営を成功させるために必要なこと
せっかく開業しても売り上げが上がらない、軌道に乗らないということにならないようにサロン経営を成功させる為に必要なことをお伝えしていきます。
5-1, 集客
一番多いのが、ネット使用した予約になります。もちろん電話予約もありますが、いつでも、営業時間外でも予約ができるのでWEB予約は必須になります。
ホットペッパービューティは日本一会員数が多い予約サイトになります。
新規のお客様を沢山集客していきたいということでしたら、おすすめですが正直掲載費用は高いので、お店の規模に合った掲載プランを選びましょう。
5-2, リピーター様作り
新規のお客様は定価より安くしたり、何かをつけて集客していますよね?
初めて行くお店ですし、何かきっかけが必要になります。
ですが、リピーターのお客様は店舗やスタッフとの信頼関係があるので、より単価の高いメニューを受けてくれたり、キャンセルが少ない、毎月ご来店いただける等のメリットが沢山あります。
リピーター様を作るには、「また来たいな」と思ってもらわないといけません。
その為には接客の部分が大きくなりますので、気遣いや提案力を上げていきましょう。
5-3, トレンド感を作る
まつ毛エクステにはトレンドがありますので、トレンド感を提供できるようにしておく必要や常に勉強しておく必要があります。
最近ですとカラーエクステが流行ってきていますよね。
美容に興味のある方は新しいものやトレンドに興味がありますので、実際にお客様が施術するしないに関わらず、いつでも新しいことを提供できるお店にしておくことがお客様が喜んでいただける秘訣ではないでしょうか。
6, まとめ
まつげエクステをしている方、興味がある方が増えていますよね。実際に店舗数も毎年増えてきている状況です。
開業していくと施術だけではなく、運営や売上、集客のことについて考えていかないといけません。多くの方が独立した際に経営者として店舗を考えられなかった結果、廃業となってしまっています。
そんな事にならないよう、経営者として店舗を運営するために経営とはどんな事なのか専門家から話を聞いてみる事が一番の近道だと思います。
なかなか身近にサロン経営者がいないという方もいらっしゃると思いますので、サロン開業の相談ではなくてもここだけ知りたいなという事でも、お気軽にご連絡くださいね。