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融資の審査を通すポイント11選を大公開

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融資の審査で見られているところは意外とシンプルです。
用意してください、と言われた資料だけを持っていけばいいわけではありません。融資の審査の時にどんな点が重要視されているのかあらかじめ知ることで打てる対策は数多くあります!今回はそのポイントを抑えることで「成功する融資」に近づきましょう!

この記事は、自分でも多くの融資を通してきた私、代表の佐藤が自らお伝えします!

1, 融資の審査で見られること

誤解を恐れずに言えば見られている点は一点です。

それは「返済できるかどうか」ということ。金融機関はは何百社、何千社と貸付を行いその金利で利益を得ていますが、そのうち1社でも貸倒れ(返済できなくなり銀行が貸付金を回収できなくなること)が起こると、銀行の利益が一気にパーになります…

つまり、金融機関にとって大事なのは「返済ができる会社(個人)」なのかどうかという点を見て、融資実行をするかどうかの審査を行います。

「返済ができる」と思われることってどういうことでしょうか?
事業計画がちゃんとしていて儲かりそうかどうかという点はもちろん重要です。しかしそれ以外にも、今までの実績があるか、取引先はどんなところか、経営者の人間性はどうか、もし事業がうまくいかなくなった時に、返済原資となるものはあるかどうか、などを総合的に分析し、融資の審査を決めていきます。「返済ができるかどうか」という基準に照らし合わせて、これからの11個の項目を見ていくとわかりやすいかと思います。

2-1, 金融機関の選び方に気をつける

どの金融機関に融資を申し込むのかによって、結果にも大きな差が生まれます。

多くの人が思いつくであろう銀行は実は比較的難易度の高い資金調達先です。銀行の場合過去の事業の実績が3年以上あったり、経営状況が良い場合には融資を実行してくれますが、独立して間もない時や、経営状況が厳しくなった時には貸してくれない傾向があります。そのため、創業間もない時には「日本政策金融公庫」という政府系の金融機関を利用するのがオススメです。個人的な意見になってしまいますが、会社の規模や設立年次によってどの金融機関を選ぶのがいいのか表にしました。

会社の状況 オススメの資金調達先

設立当初

日本政策金融公庫/スルガ銀行
*スルガ銀行は創業期や個人に対しての融資に柔軟です
設立3年未満 銀行の保証協会付融資/日本政策金融公庫/信用金庫
設立3年以上 銀行のプロパー融資/信用金庫

2-2, 必要資金を明確にする

借入希望額の裏付けをしっかりしましょう。

借りれるだけ借りたいです!というような申し込みの仕方ではなく、何に対して●●円の資金が必要だから、●●円の借入を希望しています。というように、資金の使途と額を明確にすることがまずは大切です。

2-3, 事業計画書を用意する

事業計画書は必ず用意しましょう。

事業計画書を作成するコツは「定性的な分析」「定量的な計画」に分けることです。

定性的とはどういうことかというと、例えばここのエリアはオフィス街になるから休日よりも平日夜の来客が多いはず。また20代後半のOLがメインのターゲットになるため内装やメニューや価格はこういったものを考えています。というようなマーケティングやブランディングがこれに当たります。

一方で、「定量的な計画」とは、例えば出店費用は●円かかります、●席取れるので1日の回転数は●回で売上は●円です。定休日は週に一回なので月の売上は●円。それに対して、原材料費が●円、人件費が●円、、、というように実際の数字に落として毎月の損益がどのくらいになるのかというのを計画書として作ることです。

定性的な物の見方と定量的な物の見方は双方が揃って初めて意味があります。
定性的では絵に描いた餅になってしまいますし、定量的だけではその数字の根拠や現実性がどこにあるのか理解ができません。そのため、2つの観点から資料を作るようにしましょう。

 

2-4, 資金繰り表を用意する

定量的な事業計画書はあくまで月の売上と支出を管理するものです。そこでいくら黒字が出そうでも手元の現金がなくなってしまう状況では会社は倒産してしまいます。ちょっとイメージが湧かないかもしれないので、アパレル製品を売る会社を例に挙げます。

ものを売るということは先に商品を仕入れないといけません。しかし、お客様は必ずしも現金で払ってくれる人ばかりではないため、カード会社からの入金はしばらく先だとします。極端な例ですが、毎月50万円仕入れをして、100万円の売上、人件費や雑費が20万かかるとすると、

支出50万円+人件費20万円=70万円の経費は毎月末日に払わないといけませんが、売上の100万円は2ヶ月後末の入金だとすると、初月とその次の月は単純に-70万円の状態で会社を運営しないといけなくなります。そうすると、もちろん借入をした資金を返済することができません。そういったことがないように事業計画書とは別に、どのタイミングでいくらの支出をして、どのタイミングでいくらの入金があって、その結果手元にいくらのキャッシュが残るのかという資金繰り表を別で用意することが必要です。

2-5, 決算書を用意する

決算書が用意できる場合には必ず用意をしましょう。

どの資料でも虚偽報告をすることは違法行為ですが、決算書はその会社の通信簿として最も信頼の置ける数字です。事業計画書は未来を語るものですが、決算書はその事業の実績です。金融機関はどこでも決算書の数字をデータベースに入力をしてそれを元に融資可能額を決めています。昨期の決算書を持っていくことはもちろんですが、もし過去の分もあれば事業の成長の推移が見れるため金融機関側への説得材料になります。

またメガバンクからプロパー融資を受けるためには3期分の決算書が必ず必要と言われています。

2-6, 残高試算表を用意する

残高試算表(PLとBS)は、決算期から時間が経っている場合に特に必要となります。

リアルな毎月のお金の流れが見れるため金融機関側にとって重宝します。毎月残高試算表を作るのは案外大変なことですが、いつでも提出できるように常に最新のものを持っておくように心がけましょう。

2-7, 保証人や担保となるものを用意する

金融機関や融資の制度によっては無保証人、無担保で融資を実行できるケースもありますが、ほぼ全てのケースにおいては保証人と担保が必要です。保証人には代表自らがなるケースが多いと思いますが、もし他に立てられる人がいるのであれば、事前に交渉材料として持っておきましょう。また、担保として車や持ち家がある場合には融資を受けやすくなります。

2-8, 実際の取引が分かるような書類を用意する

toBの事業をしている場合、どういったと取引先とやり取りをしているのか、という点も金融機関は重視しています。世間一般に名の知れている会社や上場企業と取引がある場合にはその旨を伝えると信頼になりますし、実際に交わしている契約書がある場合にはそれも見せるべきです。特に半年や1年など長期契約をしていることがわかる契約書があると、今後の売上の保証にもなりますのでベストです。

2-9, 面談時は身なりを整える

もっとも数字にうるさいと言われているメガバンクでさえ、決算書の数字が8割、経営者の人間性や将来性で2割を決めているといいます。お金の貸し借りも最後は人と人のやり取りですので、必ず身なりを整えて面談に臨むようにしましょう。toBの仕事をしている人はスーツで、それ以外のtoCの仕事をしている方でも清潔感のある襟の付いた服を着ていくことをお勧めします。

2-10, メインバンクを変更する

これは銀行からお金を借りる場合に有効な手段ですが、銀行Aからお金を借りるなら、銀行Aに会社のメインバンクを変更したり、社員の給与口座を移したりと、その銀行にとってメリットが生まれるような提案をしてあげることも大切です。基本的に銀行は、その銀行にある残高が多ければ多いほど利益が出る仕組みなので、自分たちだけのメリットではなく、双方にメリットが出るようなお話をできると融資の審査も通りやすくなります。

2-11, 少額から始めて徐々に信頼関係を築く

最後になりますが、まずは少額の借入から始めてみることをオススメします。

1,000万円を借りるよりも300万円を借りる方が審査は通りやすいですし、一度借入ができたことは他の金融機関に対しての保証にもなります。また、返済を続けることで、この会社はちゃんと返済をしてくれる会社だという実績づくりにもなるため、最初から巨額の借入を申し込んで審査落ちになるより、少額でOKをもらう方が効率的です。

3, 弊社の実例

私は、弊社の借入だけではなく、他の会社さんの借入案件も数多くお手伝いをさせていただきました。その中から皆さんの参考になりそうな事例を2つご紹介させていただきます。

3-1, 日本政策金融公庫

日本政策金融公庫からは一回の融資で2,000万円の審査を通しました。

お手伝いさせていただいた会社さんは創立まだ2年の会社さんで、利益は出ているけれども次の事業展開のために巨額の融資を実行したいという相談でした。現状で利益が出ていたので、借入金を使って今の事業がどのように大きくなるのか綿密な計画書を一緒に作成をし、毎月出る利益で返済が可能な旨、そして仮に事業が不安定になった場合のリスクヘッジとなる次の追加事業の話まで伝えることで日本政策金融公庫に相談してから約10日で2,000万の融資獲得に至りました。

3-2, 三井住友銀行

三井住友銀行から保証協会付の融資で1,000万円を資金調達しました。

この会社さんは設立半年ほどで決算書が存在しないということが大きなネックになっていました。そこで、取引先との契約条件や契約書、今の売上は上がりこそすれ落ちはしないことを定量的に分析をし、将来の売上のイメージを相手に持ってもらうことができました。3期分の決算書なしでは銀行は融資を行わない、という定説を覆すいい結果をもたらすことができました。

4, まとめ

今回は実際に金融機関とやり取りをしている私自身がまとめ記事を書かせていただきました。これ以外にも細かなコツは沢山あります。事業に自信はあるのに、資金調達に困っている方、一人で悩まずに是非ご相談ください。相談自体はもちろん無料で承りますので、お気軽にご連絡ください。

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