皆さんのサロンにはどんなネイリストを採用したいですか?
ネイリストは一般事務のような仕事と違い、専門学校やスクールで技術を学んでいる技術職になります。ですので、技術職という需要がある分、辞めても違うサロンで働けばいい、働くサロンは沢山あるということでネイリストが定着しないとお悩みのサロンさんも多いですよね。
実際に弊社のネイルサロンでも行なっている求人や採用に関してのテクニックを合わせて、スタッフの確保に困っているネイルサロンオーナー様必見の優秀なネイリストを集める方法をお伝えしていきます!
目次
1, 求人方法
ネイリストを募集する際どこに求人情報を掲載していくかをお伝えします。
どのような方法でもサロンの店内の雰囲気、スタッフの写真が必要になります。
どんなお店なのか、どんな人が働いているかを伝える為に必ず写真を用意しましょう。
1-1, 求人サイト利用
通常の仕事のように求人サイトへ掲載募集を行っていく方法は露出が多いので、可能性が高まります。
ネイルサロンでの仕事を探している方は、ネイリストやアイリストの仕事が掲載されているサイトを利用するので、使用する媒体は美容業界に特化したサイトにしましょう。
通常、求人掲載は何ヶ月で何十万円という掲載費用が発生しますが、こちらのサイトは成果報酬型なので採用の際にのみに費用が発生するので安心です。
美容系の職種に特化したおすすめの成果報酬型求人サイトこちらです。
マイネイリスト http://www.mynailist.jp/k/
次に掲載費を支払い掲載するタイプの求人サイトですが、美容業界や女性の求人に特化しているサイトがあります。
ネイリスト以外にも美容系のお仕事が掲載されていますので、美容系の仕事を探している方に見てもらいやすくなります。
おすすめの美容業界に特化した求人サイトはこちらです
とらばーゆ https://toranet.jp/ped_01/
美プロ https://www.kenkou-job.com/
1-2, 自社ホームページ
自社のホームページに求人のサイトを作ります。自社のホームページまで来てくれる方なので、本気度が高いです。
店舗の雰囲気や待遇等の求人情報は常に掲載しておくようにしましょう。
応募用のフォーマットがあればベストですが、もし応募フォーマットがない場合は連絡先の電話番号、担当者名を掲載しましょう。
1-3, 紹介
今働いているスタッフや知人から求職中のネイリストを紹介してもらう方法です。誰かの知り合いということなので、どんな人なのか事前に教えてもらえますし、共通の知り合いがいるので急に辞めたりはされにくいです。
1-4, ハローワーク
ハローワークでの求人掲載は無料で行えます。応募があった際、ハローワークから連絡があり、その後面接を行い合否を求職者とハローワークへ報告するという流れです。
ハローワクーク求人は比較的年齢層が高い傾向にあります。
1-5, ネイルスクールでの掲示
ネイルスクールにお願いし、求人情報を掲示してもらう方法です。
これまで多数のスクールさんにお願いしましたが、ほとんどのスクールさんが快く行ってくれました。
まず連絡させていただき、OKをいただいたら求人情報の用紙を送付します。
A4用紙に店舗の場所、求人方法、採用の流れ、連絡先を記載したもので OKです。
他のサロンさんの求人情報と一緒に掲示されるので、店内の写真やスタッフの写真を載せて他店との差別化を行いましょう。
2, ネイリストがお店に求めるもの
沢山の応募や、ここで働きたいと思うサロンになりたいですよね。
ではネイリストがどんなお店で働きたいか、どんな待遇が必要なのかを紹介いたします。
2-1, 勤務時間、休日
勤務時間は無理なく、早い時間に営業が終わるお店が好まれます。
また、日曜日に休日が取れるお店も人気です。
時短勤務や、特定の曜日に休日を取れる場合はそこをアピールしていきましょう。
2-2, 社会保険
美容業界では社会保険の制度が整っていない店舗が多いですが、安心して働くことができるように年金、健康保険の社会保険完備は必要です。
加入と未加入のサロンさんでは応募数が変わってきますし、保険をしっかり考える方は長期で勤務してくれるタイプの方が多いので社会保険の加入は必須です。
2-3, 店内の内装
毎日働く場所がお洒落で清潔感があって欲しいですよね。特にネイルサロンでの仕事はトレンドや綺麗、可愛いということを意識していないといけない仕事ですので、感覚的にお洒落なものが好きという方は多い傾向にあります。
ですので、「この店内で働きたい!」と思ってもらえる内装は強いです。
2-4, オープニングスタッフ
新しい店内、みんな同じスタートで働ける、先輩後輩がまだ出来ていないということでお店になじみやすいということでオープニングの募集は人気があります。
ですので、新店舗オープンの際は必ず「オープニングスタッフ」という募集の方法にしましょう。
2-5, ネイルのデザイン
それぞれの好みもあると思いますが、こういうデザインを行いたい、こんな技術を身に付けたいと思ってもらえるようなネイルのデザインが必要です。
お客様の集客用とは別に、ネイリスト向けにデザインを掲載しましょう。
2-6, 教育や研修の制度
働きながら新しい技術取得や技術レベル向上という目的がありますので、どうやって研修をしている、こんなことを教えていますということを伝えていくようにしましょう。
特に未経験者の方は研修がなくて、何も教えてもらえなかったらどうしようという不安を抱えていますので、しっかりと研修を行いデビューになりますという事をアピールしましょう。
3, どんな人を採用するのか?
ネイルサロンは技術も必要ですが、接客の部分が大きいのでスタッフの人間性で売上が左右されます。また、いきなり来なくなるスタッフや当日に休むということがあるとお客様に迷惑をかけお店の信頼問題に発展してしまします。
では、そんなスタッフを雇わないよう私が面接で実際に採用するのはどんな人なのかをお伝えしていきます。
3-1, 時間を守る人
社会人として当たり前ですが、時間が守れないと他のこともルーズです。面接の時間に遅れてきたり、面接に来ないという方は絶対にNGです。
3-2, ハキハキと話す人
しっかりとハキハキ、笑顔で話せる人はお客様ともしっかりと話せます。
面接で話していて楽しい、もっと話をしてみたいなという方を採用しています。
3-3, 素直な人
素直な人は傾聴力があり、柔軟なので仕事の飲み込みが早いです。
3-4, 経験者
サロンでの経験者は即戦力になります。店舗により若干施術方法は異なることがありますが、基本的なことは行えるので入社したその日から施術が可能です。経験者といっても数ヶ月の方から数年の経験ではもちろん技術力が違うので、どういう技術があるのかというところは面接でしっかり聞きましょう。
経験者ということでしたら1年以上が望ましいです。
4, おすすめ求人方法
弊社でも行なっている求人方法をお伝えします。
4-1, 未経験者、新卒の積極採用
残念ながら経験者の方で応募をしてきてくれる方は圧倒的に少ないです。
ですので、未経験者や新卒の方を積極的に採用しています。未経験といっても、ネイルスクールや専門学校で基礎を学んできているので研修でサロンワークを覚えてもらい、デビューするという方法です。
4-2, 常に求人を掲載する
仕事を辞める数ヶ月前から次に働くサロンを探す方が多いでの、限られた時期だけ求人を行うのではなく年中求人を掲載しておくことをお勧めします。
そのため常に掲載をしていても、採用時にしか費用が発生しない求人サイトに常に求人情報を掲載しておきましょう。
5, まとめ
ネイルサロンは接客という部分が大きいので、スタッフの人間性や性格によって左右されることが非常に大きいです。
私は採用基準を設けるよりも実際にどんどん面接をしてみて、また話してみたい人だなと思うことで採用を決めています。
技術はもちろん必要ですが、お客様目線でこの人にネイルをしてもらいたいと思える人かということです。
ですので、技術や経験よりも人間性での採用を行い、研修で技術を覚えてもらうという方法がスタッフ確保の近道になります。
沢山の応募がくるように、ネイリストがどんな事をサロンに求めているのか考えて、自店のいい所や働いてみたいと思ってもらえるような、求人情報を打ち出して行きましょう。