将来、独立や自分の店舗を持つことを目標にしている方も多いネイリストという仕事ですが、実際に独立ってどうなの?儲かるの?独立にいくらかかるの?という不安も沢山ありますよね。

本記事では独立や自分のお店を持つにあたってどんなことが必要なのか、どのくらいの資金で独立ができて、実際にお給料はどのくらいもらえるのかということを紹介していきます。

1, お金について

独立、開業には資金が必要ですよね。また独立後いくらくらいお給料になるのかな?という不安もありますよね。まず、一番気になるお給料や資金に関してお伝えしていきます。

1-1, 給料

ここは売上次第で変動がありますが、成功している方は独立後の方がもらえる給与は高くなりますし、自分一人の個人サロンでも人気があってお客様がたくさんいらっしゃるお店ですと、月50万円以上稼いでいるネイリストもいます。
趣味やアルバイトくらいの感覚で施術人数や働く時間を減らし月10万円くらいという方もいらっしゃるので、自分のペースで働いていけるという事もメリットもあります。

サロンで働いている限り、賞与や昇給はあってもある程度の金額までしか見込めませんが、売上次第で自分の給与が上がるというのは、独立の一番の楽しいところではないでしょうか?

1-2, 費用

開業する際に必要な費用について紹介していきます。

1-2-1, 初期費用

独立後、開業する際に必要な資金ですがどのように開業するのかで異なりますが、店舗として物件を借りた場合の目安です。

テナントで店舗を開業した場合の例

店舗賃料 20万円
保証金 200万円
仲介手数料 20万円
内装費用 180万円
材料費用 40万円
広告費用 30万円

店舗を開店すると場合は合計500万円くらいの初期費用が必要になります。

この後、お話していきますが店舗を借りないで開業されるようでした、賃料や保証金、内装う費用がかかりませんので開業の際の初期費用を抑えることが可能です。

1-2-2, 運転資金

始めた月から黒字になるとは限らないので、数ヶ月分の賃料、人件費、光熱費、材料費等を準備しておきます。

1-3, 資金調達

ご紹介してきた開業に必要な資金はどうやって準備しているかというところですが、自己資金や銀行からの融資等様々な方法がありますが、おすすめしたいのは日本政策金融公庫の「女性、若者/シニア起業家支援資金」という制度です。女性または年齢が30歳未満または55歳以上の方が対象で、開業から7年まで利用が可能な制度です。
しかも銀行より金利も低く、融資限度額7,200万円、運転資金4,800万円と余裕があります。

利用するにあたっては一定の要件を満たす必要がありますので、内容を確認してみましょう。

出典:日本政策金融公庫https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/02_zyoseikigyouka_m.html

2, 独立までの流れ

どのくらいで独立しているかというタイミングはそれぞれ異なってきますが、独立される方はこのような流れで最終的に独立していきます。

2-1, 技術を学ぶ

まずはスクールや専門学校でネイルの基礎を学び、検定を取得していきます。ネイリストは資格がなくても働ける職業ですが、ネイルサロンへの就職の際に検定試験を持っているということが前提になりますので、検定は取得しておくといいでしょう。
大手のサロンや人気サロンへ就職を考えるようでしたらネイリスト検定2級は必須になってきます。

2-2, ネイルサロンで働く

ネイルサロンで働きサロンワークを覚えます。スクールで学んだことと実際のサロンワークは異なることや、サロンワークのスピード感、お客様の接客等学ぶことは沢山ありますので、スクールを出てすぐ独立ではなく実際にネイルサロンに就職して技術と接客を学びます。
独立を考えるようでしたら様々な技術や知識が必要になるので、スカルプやアートを行うお店で技術を磨く事をおすすめします。

2-3, 独立

技術、接客が身につきお客様の指名もいただける、個人の売上もあるネイリストになったら独立ということを考えだすいいタイミングではないでしょうか?
サロンで働いているようでしたら、辞める時期をお店としっかり話合い円満に退職しましょう。たくさんの事を学ばせてもらい、今後も同じ業界にいる事になるので常識のある辞め方
をしなくてはいけませんよね。

3, 独立の方法

ネイリストの活躍の場は色々な所にありますので、独立する際にどんな独立をしていきたいかを確認していきましょう。

3-1, 店舗

自分で店舗を作りオーナー兼技術者として働いていく方法です。店舗を作る際は初期費用が必要ですが、従業員を雇用したり、店舗を増やす、フランチャイズ化するということで自身の収入の可能性が広がります。

3-2, ホームサロン

自宅の一角をネイルサロンにする方法です。自宅を使用することで、物件の家賃や保証金等の初期費用を抑えることが可能になります。また、お客様のいない時間は家事や育児を行え、通勤時間もいらないので時間を有効に使用できます。主婦やママさんに人気のある独立方法です。

3-3, 空きスペース出店

美容院や関連する店舗の空きスペースを利用しネイルサロンを出店する方法です。ネイルの施術は小さいスペースで行えますので、通常の物件を借りるより間借りでの出店の方が賃料を抑えられます。自分のお店にきてくれるお客様以外にも、ネイルサロンがあるという事がアピールできるので広告費用をかけなくても、ある程度広告効果があるでしょう。

3-4, 出張ネイリスト

道具や材料を持って、お客様のご自宅に伺いネイルを施術させていただく方法です。小さい子供がいる方や介護をしている等で外出することが難しい方や、他の人の目を気にせずにネイルを施術してほしいという方に需要があります。
店舗を構えなくていいので、道具や材料のみを用意すれば開業可能です。

5, まとめ

ネイルサロンは初期費用を抑えて出店が可能です。
賃料が発生しない開業でしたら100万以下で始めることができますので、独立したい!という夢がある方には是非チャレンジしていただきたいです。
ネイリストの独立は様々な形がありますので、自分にあった独立方法で独立を実現していきましょう。