美容師という職業は過酷な割にお給料が少ないなと感じていませんか?
労働時間が長い、ハサミ等の道具へもお金がかかるのに、この先給与って上がるのかな?と不安になっている美容師の方、本日は美容師の年収の上げ方についてお伝えしていきます。

1, 美容師と会社員の年収の差

会社員の平均的な年収と美容師の平均年収を比べていきましょう。

会社員の平均年収は400万円といわれており、
美容師の平均年収は285万円といわれています。

もちろん個人経営のサロン、大手サロンによっても待遇の差や社会保険等の制度が整っていないサロンもありますので一概には言えませんが、美容師の平均的な給与はこのようになっています。

出典;https://relax-job.com/more/3033

 

 

2, 役職によって変わる年収

アシスタント、スタイリスト、店長と収入に変化がありますよね。
ではどのように変化していくのか見ていきましょう。

出典:https://relax-job.com/more/3033

お店に雇われている場合、店長クラスでも月収30万円ほどになります。

3, なぜ売り上げているのに給与はこれだけなのか?

ここを疑問に思う方は多いと思います。
それは自分の売り上げ=給与ではないからです。
サロンを運営するには、賃料、広告費、光熱費、材料費がかかっています。
美容師の給与は売り上げの30%ほどといわれています。

大抵の美容室は立地の良い場所にお店を構え、有名な媒体へ広告を出します。
ここに非常に費用がかかっているのです。

 

個人売り上げ100万円とすると

 

給与30% 30万円

賃料20% 20万円

広告費15% 15万円

材料費10% 10万円

光熱費8% 8万円

税金8%  8万円

残り(店舗利益)

ですので、雇われて働く限りここの比率は変えられませんので、給与の上限はできてしまします。

 

 

4, 独立して年収を上げる方法

複数店舗を経営しているオーナーですと、年収2000万円以上になる方もいます。
もちろん経営規模によって異なってきますが、美容師としてスキルや自分を指名してくれるお客様が多数いるようでしたら、独立するという選択肢はありだと思います。
では独立に関してお伝えしていきます。

4-1, 独立の年齢

独立の年齢は様々ですが20代後半から35歳くらいまでが一番多いといわれています。
専門学校を卒業し、サロンで経験を積み、体力があるうちにという方が多いです。

4-2, 独立後の給与

独立後は売上から経費(家賃や光熱費、材料費)、税金を差し引きして残った文がお給料になるとイメージすると分かりやすくなると思います。
軌道に乗ったサロンオーナーの年収は600万円から1000万円といわれています。
複数店舗経営している方ですと2000万円以上になるので、夢が膨らみますよね。

5, 独立を成功させるポイント

指名売り上げが多い=広告をかけなくても集客ができている、ということになります。運営費用として広告費の占める割合は大きいので、費用をかけなくても来店してくれるお客様がいるということは強みになります。

ですが、独立後は施術だけではなく経営を行って行かないといけません。
これが一番大切なのですが、意外と独立後に気づくという方が多いです。

毎日お客様を施術するだけではなく経営者目線を持つことです。
技術は教えてもらっていたかもしれませんが、資金作り、売り上げ、お金の流れ、集客等は教えてもらったことがないですよ。
ですが、自分一人の店舗であってもここができないとすぐにダメになってしまいます。

もちろん、全ては行えないのでそこはプロに任せて、自分は施術に集中するというのもありです。

6, まとめ

たくさん努力して技術を身につけた先には「独立」という可能性が出てきます。
自ら経営することでこれだけ年収に変化があるなんて、モチベーションが上がりますよね。
これまで身につけてきた技術を武器に独立して、年収をアップや、自分のお店をもつということにチャレンジしていきましょう。
踏みとどまっている方がいたら是非、お手伝いさせてください!