誰でも、リスクをなるべく負わず、独立・開業したいと思いますよね。
しかし、サロンに限らずどんな職種もオーナーとして長く愛される会社やお店を新たに作るということはとても難しく最初の5年をいかに乗り越えるかということがとても重要になります。
今回は、開業したいと考える皆さんに、ぜひ把握していただきたいサロン開業率と個人事業主の生存率をご紹介します。
1, 1日に8件増加!?美容室の開業率
【厚生労働省:平成29年生活衛生関係施設数の年次推移】
美容室の件数は、年々増加の傾向にあります。
市場が伸びているからこそ、今こそ開業のチャンス。
競争の激しい業界ですが、まだまだ伸び代のある業界だと言えます。
2, 厳しい個人事業主の生存率
【事業の存続・倒産と再生 – 中小企業庁により】
一方、こちらの図は、業種を区別せず美容室以外の業種も含まれた個人事業主の生存率です。
このように、開業後間もない企業は、企業経営を行う上で必要な、資金管理、人材・集客の知識やノウハウが乏しいため、生存率が低くなると考えられます。
いかに開業の段階で、サービス・技術と共にオーナーになるための経営にまつわる知識が重要かがわかります。
3, 長く愛されるサロンを経営するために
一般的に開業をすることは簡単ですが、長く愛されるサロンを作り経営していくことはとても難しい…。
というのも、美容師などの技術者の皆さんは、先輩や長年の経験から技術を習得していくと思いますが、経営について教わってきた方がなかなかおらず、計画を立てずに勢いで開業してしまうケースも少なくありません。
美容師さんの多くが、今たくさんのお客さんがついていて指名をもらっているから大丈夫と考え、安易な発想と計画で開業し廃業してしまうなんてこともよく聞きます。
拡大の傾向にある美容業界でせっかく独立・開業をするのであれば、開業前から、しっかり経営の知識を身につけておくことが大切!!
4, まとめ
安定したサロン経営を目指すなら、技術を磨くことももちろん重要ですが、「経営」にまつわる知識も必須となります。
わからないことは専門家に相談し、開業前から綿密な経営戦略を立てることができるかというのが成功への道を切り開くカギになるのではないでしょうか。