自分の家にお客様を呼んで施術させてもらう、自宅ネイルサロンや、逆にお客様の家に行ってネイルを施術する出張ネイルをというネイルサロンも近年増えてきています。
この2つは店舗を持たなくてもサロン開業が可能なので、開業しやすい独立の方法です。
では、自宅ネイルサロンとはどういうところなのかをお伝えしていきます。

1, 自宅ネイルサロン

その名の通り、自宅の一室を使用しネイルサロンにする形です。
店舗としても家賃が発生しない、施術の合間に家事や育児が行えるので主婦ネイリストの方に人気があります。

1-1, どの部屋を使うのか?

玄関から近く、他の部屋を通らなくても行ける部屋、お手洗いが近い部屋をしようすることをおすすめにします。

他の部屋を通って施術する部屋へご案内する場合、その部屋も生活感を感じさせないように綺麗にしておかないと行けないですし、お客様が自宅をウロウロするとなると同居人の方の気を使うと思います。ですので、できるだけ玄関から近い部屋を使用しましょう。
また、ネイルの施術には2時間くらいの時間がかかるのでお手洗いを使用できるようにしておきましょう。

1-2, 自宅サロンはどんな方に好まれるの?

自宅サロンは大手のサロンやチェーン店のサロンには行えないきめ細かいサービスが可能です。ですので、質の高い技術やサービスを求める方や、お客様やスタッフの数も多い店舗に行きたくない、店舗ではない場所でゆっくりネイルをしたいとういうお客様に好まれます。

1-3, 自宅ネイルサロンに必要なもの

自宅をネイルサロンにする為に必要になる手続きや什器を確認していきましょう!

1-3-1, 施術テーブル、椅子

施術に必要なテーブル、椅子を用意しましょう。フットのメニューも行うようでしたら、リクライニングチェアーのようなフットを行う為の椅子も用意しましょう。
お客様の椅子はもちろんですが、自分が座る椅子も用意しましょう。自分で使用する椅子は高さが変えられるような椅子がいいでしょう。

 

1-3-2, 材料

材料はベース、カラー、トップジェル、パーツ、ストーンを揃えましょう。
また、カラージェルは色を選んでもらう為に必ずカラーチャートを作成します。

 

1-3-3, 予約管理の為のパソコン

予定、顧客情報管理にはおパソコンが必要です。パソコンの他にもプリンターやレジも必要になります。

 

1-3-4, 電話

携帯の番号ではなく、固定電話を準備しましょう。個人の携帯電話の電話番号に電話をしにくいと思われる方が多いのでお客様が離脱してしまうことを避けるために、固定電話を契約しましょう。

 

1-3-4, サロンのホームページ

店舗の情報やメニュー、価格を発信する為に店舗のホームページを作成しましょう。
まずどんな店舗なのかを知ってもらうためにサロン情報を掲載するホームーページ作成することをおすすめします。

2, 出張ネイル

小さな子供を預けてネイルサロンに行けない、介護中で外出が困難、自分の家にいながらゆっくりネイルを楽しみたい等のお客様に重宝されるのが出張ネイルです。

これは、自分がお客様のお家へ伺ってネイルをさせていただくスタイルですので、材料、道具、ライトがあればどこでも施術可能です。
なんと、基本の道具や材料のみでの開業が可能なので、50万円以下での開業も可能です。

 

2-1, 出張エリアを絞る

そこまで行けるのかということを考え、〇〇駅から何分までの地域、出張費用〇〇円と料金を決めます。
意外と持っていく荷物が多いので、可能であれば車移動だと移動が楽になると思います。

 

2-2, 出張の種類

どんなところへ出張することがあるのかということをお伝えしていきます。

2-2-1, 個人宅

お客様の自宅に伺って、ネイルを施術します。

2-2-2, イベント出店

企業イベント等でネイルサービスを提供する方法です。

2-2-3, 異業種店舗提携

美容室、エステサロンと提携しその店舗に行き施術を行います。

2-3, 出張ネイルサロンに必要なもの

では出張ネイルの際に持っていく必要のある道具や用品を紹介していきます。

2-3-1, 材料

ネイルの施術の材料全てです。ジェルやパーツ、ストーンはもちろんですが、アセトンやエタノールも必要です。

2-3-2, 道具全般

筆やニッパー、ライトやエプロンも必要です。
キッチンペーパーやアルミホイルは余裕をもって持って行きましょう。

2-3-3, 延長コード

ライトのコードが届かないということがありえますので、長めの延長コードを持参しましょう。

2-3-4, 手元の照明

部屋の中が暗い、手元が見えにくいということがありますので机の上に置くライトを持参しましょう。
ライトの色はできれば白っぽい色味がおすすめです。暖色のライトですと、色味が異なって見えてしまい思っていた色と違ったということも起こりますので、白い電球のライトがいいでしょう。

 

3, まとめ

通常、店舗を借りる時の初期費用がかかりますが、自宅を使用しての開業の場合その初期費用がかなり抑えられます。
そのことから、自宅ネイルサロンを開業の人気があります。
もし自宅の一室を使用してネイルサロンが難しいようでしたら、出張ネイルも視野に入れてみるといいでしょう。さらに初期費用が抑えられるので、すでに自分で道具や材料を揃えている方でしたらチャレンジしてみるといいと思います。