こんにちは、美容サロンのWEB集客・SNSコンサルを担当しています十時(ととき)です。
この記事をご覧の皆様の多くは、既にホットペッパービューティーに掲載しているものの、集客に結びついていないというお悩みを持っている、もしくは、今から開業するサロンでホットペッパービューティーを使うべきか迷っている方かと思います。
もしかしたら、一度掲載はしていたものの、止めてしまって、その他の集客方法を確立しかねている、というサロンの方もいらっしゃるかもしれません。
正直に申し上げますと、私たちは、ビューティーサロンの新規開業を進める上で、ホットペッパービューティーは現段階では無くてはならない集客ツールと考えていますが、実は、必ずしも全ての業態や美容サロンに当てはまるとも考えていません。
今回は、ホットペッパービューティーを何故使うサロンが多いのかという点と、どういう場合には不要であるか、また他の集客方法は本当に無いのか?について紹介していきます。
目次
1.何故多くの美容サロンはホットペッパービューティを使うのか?
そもそも何故、ホットペッパービューティーを使わないと集客ができないのか?という議論が生まれるほど、多くのビューティーサロンはホットペッパービューティーに掲載をしているのでしょうか?
それは、数あるWEBサイトや美容ポータルサイトにおいて、ホットペッパービューティーが圧倒的に顧客数を持ち、閲覧数が高く、競合が太刀打ちできないほどSEO上で勝利をしているサイトであるためです。
また、もう一つの理由としては、非常にシステム的にも整っており、データ分析や予約管理がしやすいため、という優れた運営ツールであるという理由もあります。
まずはWEB上で最強のポータルサイトであるという理由が挙げられるでしょう。
1-1.ホットペッパービューティーの掲載サロン数と顧客数
掲載のサロン数と予約数 | ヘアサロン | リラク・ビューティサロン |
参画サロン数 | 35,001 | 34,338 |
年間予約数 | 43,154,774 | 27,986,002 |
口コミ投稿数 | 2,251,747 | 1,902,164 |
引用:https://beauty.hotpepper.jp/doc/guide/saishindata.html
(Hot Pepper Beauty最新データ集/リクルート社,2017年11月データより)
上の表はリクルート社が公表している参加サロン数と年間の予約数です。
ホットペッパービューティーでは美容サロンを2種類の業態に分けて、掲載プランや検索ページを分けています。
●ヘアサロン・・・文字どおり、美容院・理髪店などの美容室を指します。
●リラク・ビューティーサロン・・・ヘアサロン以外のマツエク、ネイルサロン、マッサージ、エステサロンなどの分類です。
実は、参画店舗数では、競合のビューティーパークが8万店舗以上(2017年12月現時点)なので、数は劣っています。
しかし、他のポータルサイトは基本の掲載料金が無料で成果報酬型、という方式に対して、ホットペッパービューティーは有料プランのみ、にも関わらず、約7万店舗ほどの掲載店舗があるという点で本当に多くの美容サロンが費用を払って掲載している、ということが分かるかと思います。
1-2.ホットペッパービューティーのアクセス数は?
また、月間のアクセス数は2,000万PV以上と想定され、月間30~200万PVほどの2位以下のビューティーパークや楽天ビューティー、かみまどと言ったポータルサイトと比較しても圧倒的に利用しているお客様が多いことが分かります。
1-3.何故ホットペッパービューティーが圧倒的な集客数を誇るのか?
ここまでで、ホットペッパービューティーが参加店舗数、利用者数ともに、数あるWEB集客サイトの中で独占状態の立ち位置にいることは十分お分かり頂けたと思います。
何故、ホットペッパービューティーがWEB集客サイトの中でもこんなに影響力があるのでしょうか?
それは、美容サロンを探しているお客様が探しそうなあらゆるWEBサイトや検索結果に莫大な広告費用を払い、出てくるようになっているからです。
とはいえ、皆さんもご存知の通り、ホットペッパービューティーには掲載費用がかかりますし、激戦のエリアによっては50万円〜100万円以上の掲載費用がかかってきます。
(美容院と他のサロンで掲載費用は異なりますが、都内の主要エリアのサロン様は上位に表示させるためにこれくらいの相場の費用を払っています。)
集客において「独占状態」なのはあくまでホットペッパービューティー自体が、というだけで、そこに参画している店舗様がみんな予約もバンバン取れて、儲かってハッピーというわけでは無いですよね・・・。
2.ホットペッパービューティー以外の集客方法とは?
では、ホットペッパービューティーに掲載する広告費を割けない、もしくは掲載していても上位に表示することができず、集客に繋がっていないサロンでは打つ手が無いのでしょうか?
確かにホットペッパービューティーの掲載は重要ですが、実は、必ずしも他の方法が無いというわけではありません。
2-1.ホットペッパービューティー以外の美容ポータルサイト
一つは、ホットペッパービューティー以外のポータルサイトに掲載する方法です。
有名どころでは、楽天ビューティー、かみまど、ビューティーパーク、らしさ、エキテンなどがあります。このあたりがホットペッパービューティーに次いで、アクセス数が多いサイトになります。
多くのサイトは基本の掲載費用は無料で、1件あたり1,000~1,500円の成果報酬型の費用が発生する仕組みになっています。
ホットペッパービューティーに掲載する費用が無い、と言う場合はこういった無料掲載のポータルサイトに複数掲載する方法もありだと考えています。
(私たちも実際に、店舗の形態によって、これらのサイトを組み合わせて集客を効率よく行うことを重視しています。)
また、最近では、これらのサイトやホットペッパービューティーで予約を締め切った後の直前予約に特化した「そらときみ」や「ポップコーン」などの特徴的な予約サイトも出てきています。
ここでのポイントは、やみくもに掲載をする、のではなく、あなたのサロンの強みと売上のネックに合わせて掲載するサイトを選ぶということです。
もしかしたら、ホットペッパービューティーでは、「地名+サロンの業態」や「地名+あなたのサロンが売りにしているサービス名(縮毛矯正など)」で検索した場合に、何ページも後ろに行かないと出てこない場合でも、エキテンやかみまどでは1ページ目に表示されるかもしれません。
その場合は、他社が掲載する前に掲載を開始すべきです。
また、ドタキャンが多く、急な予約の穴を埋める手段が無く売上が上がっていないというサロン様であれば直前予約のポータルサイトも利用すべきでしょう。
2-2.自社のWEBサイト・SNSを活用する方法
次に、自社のホームページやFacebook、Twitter、LINE@、インスタグラムなどのSNS、またはブログを使って集客する方法です。
自社の運営するWEBツールでの集客については、ノウハウが無いと難しい点も多いですが、うまく使いこなすことで売上につながる集客ツールとして使うことは可能です。
詳しくは以下の記事にまとめましたので、気になる方はこちらからお読みいただければと思います!!
2-3.WEB以外の集客方法
ここまで”WEB上”の集客方法だけ紹介してきましたが、3点目に、実店舗での集客方法について触れていきます。
それは、あなたのサロンのお近くの飲食店などでの口コミや駅前でのビラ配りもありますが、今、来ているお客様をいかにリピーター(特に3回以上来店する固定客様)にするかという点です。
実は、どんなWEB集客を利用するとしても、このリアルでの集客の基盤が無ければ、儲かるサロンはつくれないと言っても過言ではありません・・・。
何故なら、ホットペッパービューティーにしても、他のポータルサイトにしても、あくまでお客様は新しい美容サロンを探すため、また、お得なサロンを探すために利用しているので、70%以上のお客様は一度来店した後に、離脱してしまうと言う問題があるからです。
多くの集客に悩むサロン様が「ホットペッパービューティーは儲からない」と悩まれている理由のほとんどは、この、例え集客をしても2度目の来店に繋がらないため、かけた広告費用の回収ができないと言う問題があるためです。
実際に、私たちが経営する激戦区のサロンでも、数十万円の広告費を支払っていますが、新しいお客様を集客した後に、7割以上のお客様はリピーターとして通ってくださっているので、高いプランにも掲載ができると言う点があります。
もしあなたのサロンのお悩みが、実は新規の集客では無く、上記のようなお悩みであれば、ぜひお力になれると思います!お気軽にご相談ください。
3.ホットペッパービューティーの攻略方法
最後に、ホットペッパービューティーとうまく付き合っていくための方法をお伝えします。
最も重要なことは、お客様が探しそうな検索ワードで、検索した際にあなたのサロンやメニューが1ページ目に出てくるか、と言うことです。
前述したように、お客様は大半が、以下のような検索ワードで美容室などのビューティーサロンを探しています。
3-1.お客様が検索しそうなワードのパターンまとめ
お客様がよく検索するワードにはパターンがありますので、参考にしてみてくださいね。
1.エリア+サロンの業態名
例えば、「梅田 マツエクサロン」や「町田 ネイルサロン」などのワードです。
多くのお客様はまずはこの形式で検索をしてみて、良さそうなサロンが見つかりづらい場合に、以下の2〜3の検索方法で絞り込みを行っていきます。
2.エリア+施術のメニュー名
例えば、「三宮 デジタルパーマ」や「立川 縮毛矯正」などです。エリアと言っても、駅名で調べることが多いはずです。
大都市で遠方から来店する方も多い場合は「湘南」などのざっくりした地区名で検索をされるでしょう。
またヘアサロンであれば、「ロング」「ミディアム」「ボブ」などの髪の長さや「前髪」などの部位のワードの検索数も多いと言えます。
3.エリア+サロンの業態、もしくは施術のメニュー名+激安、クーポン、お試し、新規限定などの価格に関する言葉
最後に、1と2に加えて、価格に関するワードを組み合わせて検索するパターンです。
ここまで調べるケースは、どちらかというとホットペッパービューティー内部より、GoogleやYahoo!サーチなどの検索エンジンで調べる方が多いのですが、ホットペッパービューティー内部でも検索されているワードになります。
まずは、あなたのサロンのエリアと特徴的な施術名のワードで検索をしてみて、検索結果で上に来るかを調べてみましょう。
もしくは、そのメニュー名だと競合が多すぎて上に来づらい場合は、検索してみてもあまり掲載店舗がヒットしないメニュー名を探して、そのメニューをクーポンに入れてあげたり、そもそもメニューとして用意してあげると良いでしょう。
ホットペッパービューティーに限らず、WEB上の検索で、エリア名+施術名でうまく自分たちのWEBサイト(ブログなど)を上位表示させ、広告費を抑えて集客している美容院もあります。
また、ホットペッパービューティ内部で検索数は多いものの、まだ導入しているサロンが少ないメニューや材料をいち早く取り入れ、一番安い掲載プランに落としても集客に成功した事例もあります。
どんな広告や集客ツールを使うとしても、重要なことは、あなたのサロンの強みを活かし、戦わずして勝つ方法を見つけ出すことです。
詳しい成功事例や検索ワード、またどういったメニューを設けるべきか?については、私たちも実際に利用している手法なので、あえてここには書かないでおきますが、もし更に具体的に知りたい、という方は、個別にお伝えしますので、ぜひご連絡ください。
3-2.ホットペッパービューティー内で上位に出てくる(SEO)対策方法とは?
ホットペッパービューティーに特化したSEO対策については以下の記事にまとめてみましたので、
こちらをご覧ください。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
よくネット上で、「無料で集客できる」「ホットペッパービューティーは使う必要が無い」と断言しているブログなども多く見られますが、私たちは無責任に全てのサロン様にこれが当てはまるとは言えないのが正直なところです。
ただし、上手くノウハウを利用し、様々な集客方法を組み合わせることで、費用を最低限に抑えることはできる、のも事実です。
ホットペッパービューティーはWEB上では圧倒的な集客力を誇るポータルサイトなので、上手く付き合う方法を考えながら、一緒に集客を成功させていきましょう!