こんにちは!後藤です。
美容サロンの開業を成功させるには入念に準備を行いスタートさせることが必要です。
毎年多くのサロンが開業しますが、廃業になるサロンもとても多く入れ替わりの激しい業界ですが、サロン開業が成功するように準備しておくポイントをご紹介していきます。

1, なんでスタートが肝心なの?

「オープン」となると新しいお店ということで、お客様の注目も高く集客が見込めます。ですので、弊社のサロンでは最初の3ヶ月で沢山の新規のお客様にご来店いただき、そこでより多くのお客様にリピーター様になってもらうということでサロンを展開しています。

サロン運営ではリピーターのお客様を作ることが、成功の鍵です。ですので、新規のお客様のご来店が見込めるときに来店いただき、また来店いただくということが効率がいいのです。
その為にも、しっかりと準備を行い開業し、開業後はお客様にまた来たいと思ってもらうお店を作るということに時間を使えるようにしていきましょう。

2, 資金調達

小さい規模や自宅サロンであっても、開業時には資金が必要です。開業に必要な資金ですが、自身の貯金でという方もいらっしゃると思いますが、貯金で補えない場合は資金を借りる必要があります。

始めたばかりの事業ですと、銀行からの融資をうけにくいのでその際におすすめなのが、日本政策金融公庫の「女性、若者/シニア起業家支援資金」です。
これは女性や年齢が若い人に向けた融資で、金利や期間も銀行に比べて条件がいいので、サロン開業の際に利用しやすいです。

《日本政策金融公庫から新規開業資金を借りるポイント》
《【一目で分かる】起業に必要な資金と調達方法9選》

 

3, 手続き

開業にあたり各種美容サロンによって異なりますので、店舗の業種に合わせて行います。

3-1, 開業届

個人で開業する場合、全ての人が開業届けを出す必要があります。
開業届けは税務署で手続きを行います。
個人事業主として事業を行ない、税金の申告を行なっていくことになるので、開業しましたという手続きが必要になります。
めんどくさい手続きではなく、屋号(店名や開業日)、住所、氏名、生年月日、給与支払い等を記載して提出するという手続きです。

3-2, 美容所登録

美容院、マツエクサロンの場合は保健所で美容所登録を行う必要があります。
これは申請と店舗での検査がありますので、余裕を持ったスケジュールが必要です。

《開業の手続きに必要な書類や申請方法まとめ》

4, コンセプト、メニュー決定

お店のコンセプトやメニュー、価格を決めます。ここが決まらないと、内装や広告を出せませんので早い段階で決めて行きます。

どんな雰囲気のサロンなのか、ターゲット層はどこなのか、そこのお客様に喜ばれるメニューや価格にして行きます。
価格は一度決定すると基本的に変更ができないものと思っていた方がいいです。なぜなら都度価格の変わるような店舗はお客様から信頼されなくなってしまいます。
ですので、矛盾したり、採算が合わない価格設定にならないようしっかりと決めていきましょう。

5, 集客

どうやって広告を出して集客を行なっていくかを決めて行きます。
友人やお客様の口コミや紹介で広めていくという方法もありますが、それでは限りがありますし、オープンからすぐにそれだけで集客するということはなかなか厳しいです。
ですので、何らかの方法で集客を行なっていく必要があります。

有名なWEB媒体ですとホットペッパービューティや最近ではミニモ、ポップコーン等がありますね。
それ以外にもクーポン型のサイトやチラシを配る、SNSでの集客ということも考えられます。
掲載費やターゲットによって集客方法を変えていきましょう。

《ホットペッパービューティーを使わない集客は可能?3つの攻略方法とは?》

 

6, スケジュール

開業にあたり最も大切なことはオープン日に合わせてスケジュールを管理していくことです。
オープンの日から逆算して、全てが終了するようにスケージュールを組み、申請や申し込みを行います。稀に、内装が予定に間に合わなくオープンが遅れてしまったというような話を聞いたこともあります。

オープンが遅れるということは、その分売上が作れない=赤字ですし、予約をいただいていたお客様にご迷惑をかけ今後の店の信用がなくなってしまいますので、オープン日に間に合う余裕を持ったスケジュールをたてましょう。

《必見!サロン開業のオープンスケジュール作成》

7, 必要なことリストを管理する

開業はいつでも大変ですが、特に初めて開業されるということはバタバタしますし、あと何が終わっていなかったかという確認が疎かになりがちです。
ですので、常に必要なことをリストにしいつまでに行うのか、終了したのかということを確認して行きましょう。
特に業者さんにお願いしているところは、随時スケジュールの確認を行うようにしましょう。内装も電話線の工事等は全て、いつがオープンですということを最初に伝えておきましょう。

8, まとめ

スムーズに準備が整い開業できるということが理想ですが、スケジュール通りに進まないというイレギュラーも起こってくるものです。何か起きた時の為に、業者さんや仕入先は複数考えておくということがおすすめです。
オープンからできるだけ多くのお客様にご来店いただき、次回来店に繋げていくということがサロン経営を成功させるポイントですので、しっかりと準備を行なって開業して行きましょう。

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